執筆させて頂きました「神経発達症リハビリテーション 発達の気になる子どもへのアプローチ』

ご縁があり、この度「発達の気になる子どもへのアプローチ」の執筆に携わらせていただきました。真野先生をはじめとする偉大な先生方が執筆されている中、若輩者である自分が執筆に携わらせていただき、非常に光栄に思う一歩で、大きな不安もありましたが、多くの方のお力添えもありなんとか形にすることができました。

今回担当させていただいた項目は、股関節・膝関節・足関節のチェックポイントと実際に自分が行った臨床経験についてです。

股関節・膝関節・足関節の解剖学・運動学の基礎的な内容に加え、日々の自分の臨床や真野先生が確認しているチェックポイントについて触れさせていただいています。このチェックポイントに関しては、子どもに関わる方にはぜひみていただきたい部分となっております。

私自身の臨床経験については、下肢のアライメントを整える重要性と、痙縮側の下肢だからこそ使用頻度を上げて筋力をつける必要性があるということが広く知られてほしいと思い、書かせていただきました。

子どもの場合では学校の体育などで、同年代の子のように上手くいかなかったりすることで劣等感を感じ、自信をなくしてしまう子も多いと思います。好きなスポーツを楽しく行ったり、集団生活を楽しく行うためにも痙縮筋の筋力強化は必要です。

本全体を通して、発達が気になっている子どもの手助けとなる内容が盛りだくさんとなっております。発達に不安がある子に関わる多くの人に、この本が届いてほしいと思います。

 

文責
東京リハビリ整形外科クリニックおおた
理学療法士 佐々木優太