訪問リハビリテーションの実際~筋力低下について~
今回は筋力低下についてお話をしていけたらと思います。
ゆっくりと寝て過ごそうと寝たきり状態で過ごしていると、おおよそ日に全体の1~3%の低下が生じ、1週間になると10~15%の割合で低下していきます。更に長い期間寝たきりを続けていると、3週間目には約50%の筋力低下が生じると言われています。
これは、最大筋力の20%未満の活動で生じる現象であり、基本的には怪我や病気後に起こることが多いのです。
筋力が低下することにより、疲れやすさが生じたり、骨がもろくなったり、関節が動かしにくくなったりと、悪循環が続いてしまうことも…
では、そうならないためにはどうするか?
散歩に出かけたり、お買い物に行ったり、お掃除をしたりするだけでなく、以前に紹介した棒体操を実施してみたりと自主的に運動を取り入れてみてください。
<棒体操>
作業療法士 佐竹正史