訪問リハビリテーションの実際 ~ 訪問リハと訪看の使い分け ~
以前訪問リハと訪看の違いについてお伝えしましたが、今回は契約時に実際に当院での『訪問リハビリテーションと訪問看護からのリハビリテーションの使い分け』についてお伝えさせて頂きます。
リハビリ内容については大きく変わりはなく、身体状況の評価、家屋状況、基本情報をもとに目標を立てて一人一人に合わせたリハビリを実施しています。
連携という意味では訪問リハビリテーションは医師、訪問看護からのリハビリテーションは看護師と連携をすることになるため、要介護度が高くなるにつ入れて医療ケアも必要になるため訪問看護を選択される場合があります。
また、診察からのリハビリの指示においては、訪問リハビリテーションは基本的には当院に受診して指示を出すのに対して訪問看護からのリハビリテーションは主治医からの指示で訪問する事ができます。
ただし、ご相談によっては当院に受診できない場合には、一定の研修を受けた主治医からの指示を元に訪問する事もできます。
単位数としては、加算の違いはありますが基本的な単位数は、若干訪問リハビリテーションの方が高く、2021年の介護報酬改定において要支援の方の縛りが強くなり、訪看での60分訪問での減算や1年経過した方への減算と要支援の方は地域の支援事業に移行する流れになっており、数値的な結果もデータを残すことになっています。
そのため、当院での進め方としては、看護師訪問、当院受診ができるのかによって判断し、ケアマネジャーからの相談内容を聞きながら訪問リハビリテーションが良いのか、訪問看護からのリハビリテーションが良いのか選択して頂いています。
訪問リハビリ
理学療法士 梶川 賢太