訪問リハビリテーションの実際 ~持ち物編~
今週は私達、訪問リハビリのスタッフが持ち歩いている訪問リハビリグッズについて紹介していきます。(個人差はあります)
私たちはほとんどのスタッフが大きい鞄にリハビリグッズを入れて持ち歩いています。いったい何が入っているのでしょうか?
①血圧計
リハビリ開始前と状況に応じて測っていきます。
歩行時や体制が変化した際(寝ている状態~起き上がった状態等)や運動負荷が強くなった際に測定します。血圧の上昇や降下の数値で表情等の視診では分からない身体の状態を把握のする参考として計測します。また、屋外歩行時は血圧が変動しやすいためいつでも測れるように常に持ち歩いています。
こちらは腕に巻いて図るタイプです。
電動では測れない方は手動タイプのもので測っていきます。
②体温計
リハビリ開始前に測定します。37.5℃以上で原則リハビリは中止となります。
③パルスオキシメーター
指に挟んで計測します。動脈酸素飽和度(SpO2)と脈拍数を測定します。
96~100%が正常値となっております。こちらも血圧と同様に運動負荷が変化するタイミングで測定することが多いです。
④手指消毒
感染対策の為、手の消毒、道具の消毒の際に使用しています。
⑤グローブ
足の状態を確認する際や感染対策の為に装着しています。
⑥ゴーグル
感染症対策の為、装着しています。
⑦棒(新聞紙を丸めた物)
棒体操等実施の為に使用しています。
⑧オーバーボール
こちらは空気を抜いたりしながら用途に合わせて使用しています。キャッチボールや足に挟み筋力トレーニングを行う等、様々な使用方法があります。
~番外編~
①小児用血圧計(マンシェット)
こちらはお子様のように腕回りの細い方に使用します。
②おはじき
つまみ練習などの為に使用します。
③セラプラスト
ちぎる、丸める等の手の運動に使用することが多いです。
患者さんの状態を把握するバイタルセットやリハビリに使用する道具が沢山入っていました。
今後、道具を使用しての体操もブログ内でご紹介していく予定です。お楽しみに。
訪問リハビリ
理学療法士 町田 莉奈