訪問リハビリテーションの実際　～　訪問リハ道具　～

今回は、デイケアでも使用していますが、実際の訪問リハビリの現場でも使用している道具をご紹介致します。

 

・棒（棒体操用）（デイケアでもご紹介しました。）

新聞紙をくるくると巻いて制作した体操用の棒です。

棒の端を両手で握って、上に持ち上げたり、前に押し出したり、身体を捻るように横に動かして、身体の維持

やストレッチ、筋力トレーニングなどを目的として使用しています。

時には、スイカ割りの時の棒のように振り下ろして使う、野球のバットの様に横に振って使う、ゴルフのパタ

ーのように弧を描くように振って使うなど、スポーツの動きを取り入れたトレーニングで使用することもあり

ます。

　　

 

・ボール（デイケアでもご紹介しました。）

ヨガやピラティスで使用される、柔らかく弾力性のある直径20～30cm程のボールです。

動かし難い身体のサポートとしたり、筋力トレーニングやバランス訓練時の負荷としたり、

キャッチボールやサッカー等の球技スポーツの動作を取り入れた訓練の際に使用されます。

 

・セラバンド

トレーニング用のゴムバンドです。

色別に硬さが異なり、(硬) 黒＞赤＞黄色＞青＞黄緑 (軟) となっています。

引っ張ったり、広げたりして上肢（腕）や下肢（脚）の筋力トレーニングの負荷として使用されます。

　

 

・セラピーパテ

トレーニング用のシリコン製のパテ（粘土）です。

セラバンド同様に色別に硬さが異なり、(硬) 黒＞青＞緑＞赤＞黄色＞黄褐色 (軟) となっています。

コロコロ転がして丸い玉を作るなどで手指の巧緻性トレーニング用の道具や、摘まんだり、摘まんだ状態で引

っ張ったり、筋力トレーニングの負荷として使用されます。

　

 

訪問ではご自宅の状況に合わせながら上記の道具に加え、ご自宅にあるもので代用しながらリハビリを実施することで普段から自主トレーニングが行いやすいようにお伝えしています。

 

訪問リハビリ

作業療法士　佐竹　正史